
- 比較的高収益を出している人は一定数存在している!
- 副業で安定して収益を上げ続けるためには継続した努力が必要!
働き方改革において、「副業」を促進する方針を政府が打ち出した2018年以降、副業を禁止していた企業も徐々に副業を推奨し始めています。
それにより副業に対する関心がますます高まってきており、現在の働き方を見直す労働者が増えている一方で、副業を行う時間がなく、なかなか始めることができないといった人も増えてきています。

パフォーマンステクノロジーネットワーク「afb(アフィビー)」の開発運用をおこなう株式会社フォーイットは、全国の10代~60代までの男女500人を対象に副業に関するアンケートを実施し、男女別・世帯年収別等の特徴についてまとめました。
今回はその結果について解説していきます。
Q.副業で稼いだ最高月収はいくらですか?(全体)

事前調査で「副業をしたことがある」と回答した全国の10代~60代の男女を対象とした「副業で稼いだ最高月収はいくらですか?」というアンケートを実施したところ、最も多かった回答は「¥10,001~¥50,000」で28.5%となりました。
次いで、
- ¥10,000以下:32.8%
- ¥50,001~¥100,000:17.2%
と続きました。
また、「¥1,000,001以上」として、「¥3,500,000」という回答が得られました。
Q.副業で稼いだ最高月収はいくらですか?(年代別)

年代別に見ると、どの年代でも「¥50,000以下」がボリュームゾーンとなりました。
差が出た点として10代の結果が挙げられますが、「収益が出ていない」と「¥10,000以下」を合わせた割合が52.6%となり、他の年代よりも稼いだ金額が比較的低い傾向がありました。
Q.副業で稼いだ最高月収はいくらですか?(未婚・既婚別)

未婚・既婚別に見ると、
未婚者で最も回答が多かったのは「¥10,000以下」で28.4%。
既婚者で最も多かったのは「¥10,001~¥50,000」で29.5%となりました。
以前実施した「副業をする目的は何ですか?」というアンケートで、既婚者の回答が未婚者を上回った”目的”として、「スキルアップのため」「視野を広げるため」というものがありました。
単発の成果を求めるものではなく、中長期的に取り組める副業を選択したことにより、収入の水準が高まったのかもしれません。
Q.副業で稼いだ最高月収はいくらですか?(職業別)

職業別に見ると、最高月収が「¥1,000,001以上」の回答率が最も高くなったのは「経営者・役員」となりました。
日頃から収益面を意識していることや、ビジネスの知識やネットワークを活用することで副業においても良い結果が出せたのかもしれません。
取り組む副業の性質や市場の条件によって収益は変動するため、安定して収益を上げ続けるためには本業の職業に関わらず継続が必要になり、計画的に取り組むことが大切であると言えます。
Q.副業で稼いだ最高月収はいくらですか?(世帯年収別)

世帯年収別に見ると、最高月収が「30万円以上」と比較的高い収益を上げた人は「世帯年収1,001万円~」で24.4%となり、他の層と比較して約20%程上回る結果となりました。
また、「収益は出ていない」という人は、世帯年収が高くなるほど減少していることが分かります。
ここで、どんな副業に取り組んでいるのか世帯年収別に確認してみます。